「とりあえず応援行こっか!私たち出番午後だし」

「え?」

「え?じゃないわよ!なのっち見たいんでしょ?早くしないといい場所取られるよ」

「あ、うん!!栄ちゃんも出るしね」

「え、え…栄人は、どどどうでもいいのよっ」

「え?!ちょ、美桜〜!」



なーんだ、照れ隠しか。


好きな人のスポーツしてる姿見たくない人なんていないでしょ?






試合が行われる体育館に着くと既に人が沢山いた。


教員チームの戦いは毎年多くの人が見る。


これじゃ見れないかも…。



「夕凪!あそこ空いてるから行こ!」

「うん」



人をかき分けて空いてる場所までいく。



「それでは教員チームvs3-Aの試合を始めます!」

「「よろしくお願いします!!」」



わ〜…始まった!!


先生ジャージだし…かっこいいですっ!


先生と栄ちゃんと体育の先生2人、あと社会科の若い先生がいた。


社会科の先生がなかなかの人気らしく声援がすごい…。


それに負けじと先生と栄ちゃんの声援も。



すごい…と思っているといきなり視界が真っ暗になり、何かが頭にかぶってきた。


な、何…?!?!



「小鳥遊さん、それ預かっておいて」

「へ…?あ、はい…」



まさかの先生のジャージの上着でした。


あ、先生の匂いがする……。