『もしかして他の予定いれちゃった?』

「い、いえ!暇です暇です」

『なら良かった。今日は友達の家に泊まるって親御さんたちには伝えてね。それじゃあ』

「ええっ?!ちょっ!」



……き、切れちゃった。


泊まるって…もしかして先生と泊まるから親にはそう言っとけってこと?!


えっ?!えっ?!えーっ!!


ちょ、ちょっと待って。


は……?え……?よ、よく分からなくなってきた。



とりあえずお母さんに伝えておこう。


眠い目を擦ってお母さんのいる一階まで降りた。



「お母さんおはよー…」

「あら、今日は早いじゃない」

「うん…。あの、今日友達の家に泊まりに行くから」

「えっ?そうなの?あら〜じゃあケーキは明日の夜にしましょうか」

「ケーキ?」

「今日あなた誕生日でしょ?あ、まだ言ってなかったわね!おめでとう」

「……あ、ありがと…」