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「おはよう夕凪」
「おはよ美桜…ってどうしたの?」
「どうしたの?じゃないわよ!!何であんた……んまぁこの話は放課後ね」
「え、うん…」
何の話?さっぱり分からない……。
……プーッ!
歩いていると、少し後ろから車のクラクションがなった。
「え?何……」
「おはよう。小鳥遊さん月城さん」
「あ、なのっちじゃん!ここで会うの初めてじゃない?」
「うん。いつもは違う道だからね。今日は工事中だからこっちの道来たの」
「あーなるほど。…そうだ!今日の放課後は夕凪と遊ぶから委員会とか言わないでよっ!」
「ははっ、今日はないよ。大丈夫」
「ならいいけどさ!ってか、なのっち車乗せてってよー」
「えー?ダメだよ。若いんだから歩きなさい」
若いって…先生だって若いのに。
「なのっちケチだな〜」
「ん?そんなことないよ?月城さん今日の数学覚悟してね♪」
「う、うわぁ…」
「小鳥遊さんも当てるからね♪」
「な、なんで私も…?!」
「連帯責任です。じゃあ気をつけて登校するんだよ〜」
信号が変わり先生は車を走らせた。

