ーーー 私は何となく足が向いた方向に歩く。 制服のポケットの鍵を握る。 ……ガチャー 「あ、小鳥遊さんだー。時雨なら今はいないよ?」 「はい…大丈夫です。ちょっと足が向いただけなので」 「そっか。座りな〜」 「ありがとうございます栄ちゃん」 「んで、何かあった?悩みか?」 え、私そんな顔してる?! 「悩み……というか…何というか」 「何でもいいから言ってみ!」 「えっと…実は……」 さっきあったこと全部言っちゃおう。 もちろん阿久津くんの名前は出さずに…。