阿久津くんに見られてたんだ。
別に見られたら仕方ないって感じだけど…。
「その時はまだ一年の始めの頃で小鳥遊とは数回しか話したことなかったけど…」
あ、たしか私熊を落としちゃって…阿久津くんが拾ってくれたんだっけ?
それでその熊可愛いねって言ってくれて…おばあちゃんの手作りって答えた。
だから私だって分かったのか。
「俺はその熊を拾ってあげた時に、ありがとうって言った小鳥遊の笑顔に…一目惚れしたんだ」
「えっ?」
え、ちょっと待って。
一目惚れ?しかもこの姿の私に?!
「だから目で追ってたりしたんだけど…あの姿で見かけた時は驚いたよ」
「そうだよね…驚く、よね」
この姿から一変ですから。
誰だか分からないくらいだもんね。

