「ナ…ルナ? ルナ〜?」
「…え?」

同じクラスで幼なじみの恵理が、いつのまにか私の席の隣に座っていた。

「大丈夫? 豪快なボケッぷりだったよ、ルナ。まぁ、今に始まったことじゃないけどね(笑)」
「あれ? 授業終わったの?」
「…まぢで本物ね。屋上でお弁当食べようよ、先行ってるから」
「え…うん」

恵理は明るく可愛くて…、
誰からも愛されるキャラだ。
私はというと、
自分をうまく表現できず、
地味で暗い。
例えるなら、恵理と私は、太陽と月…。