「恵理…」
「ん? なに」

「恵理はなんで、こんな私なんかと一緒にいてくれるの?」
「…始まったよ」
「ルナ、よくないよ『私なんか』っていうの。どんどんそういう人間になってちゃうゾ」
「…ゴメン」
「謝ってるし(笑)なんであんたと一緒にいるかって? それは私があんたと一緒にいたいからだよ」
「…え」
「な、何度も言わせないでよ(笑)」

恵理は、そういって私の頭を撫でてくれた。
やっぱり恵理は、私の親友…。
小さな頃からずっと一緒だもんね。
恵理は、ずっと私のそばにいてくれる。

「恵理…学校終わったら、ちょっと付き合ってほしいところが…」
「珍しいね、ルナからお誘いなんて(笑)」

私はあとで後悔することになることを、この時は知る由もなかった。