地味ですがなんですか?そんな、私が新撰組と恋するかもしれませんよ!

「よっ、兄ちゃん良くやった」
「すげえ度胸だ」


「あんさん、ほんまありがとう。」

「これ以上私に関わらないでください。」


なんて言ってる暇があったら逃げればよかった。


「この騒ぎは、なんだ。、

おい小僧。」




すぐ真後ろでする冷静沈着な上に狂気のような声



さっきまでの野次馬は、消えていく。

(私もそれと一緒に逃げ去ろ…『おい。お前だ。』




「私ですか?あははは。私は、関係無いです‼︎なにも悪い事してません。」





「そんなわけねぇーだろ‼︎なら、この騒ぎは、なんだったんだぁ?」


「えっと…怖いおじさんがこのお姉さんの事をこう、無理やり連れて行こうとしてたんです。それだけです。」


女なんざ何処にもいないが?


と、いう土方と思われる男がいう。



「えっ、?なっななな…あの女逃げやがった」



「分かったら、大人しく屯所に来てもらおうか?これ以上茶番言うんだったら切るぞ。」


「本当に関係無いんで…す」
「俺は言ったよな…?それにおめぇのきてる隊服新撰組のだが。お前を、俺は知らねぇ。」


「…。」

言い逃れが出来ない。
黙るが勝ちだぜ(キッラーン)



ドスっ


その衝撃と共に気が遠くなる
(また、かよ)



チュンチュン…
チュン


鳥の囀り。

「………朝か?」