地味ですがなんですか?そんな、私が新撰組と恋するかもしれませんよ!

「あの方どす!うちの心に決めた方どす」





指を指しだ方向には、私がいた。


「えっ?私ですかな、これは」



野次馬達があつまってくる、
私の周りにいる野次馬達が離れていく。





「私は、知らないですよ。なんの関係も無いですけど」


あんさん、ひどいわ私と祝言あげるっていってはったのに!!


なんて言う女。



「いやいや、言ってません。祝言なんて出来る訳無いし、さっきあなたが口説いてきたんじゃないですか!」



「それは、あんさんが変な事聞いてきたからこれは、口説いてはると思って私の方もそののってはったんや」





「だ、そうです、
ので私は、関係ないです。」





「そんな、あんまりやわ。うちを見捨てはるんですか?!!」




「おいおい。わしを、見て見ぬ振りして言い争いかあ?小童」



鋭く牙をむいた声がその場を遮った



「そんな、滅相もない。私は、ただ弁解をしていたわけですので。」

そこだ。終わりにするんだ、これ以上言ってしまえ…
「ですが、嫌がってる女を無理やりってのは、いささか無礼極まりないと思います。」



終わった。




乱暴+横暴最悪な言葉を兼ね備えた

芹沢鴨を敵に回した。





「ふははははははははああぁぁああ」


大声で笑う芹沢鴨。

ドドドドドドドドドドドドドドォォ

鳴り響く足音。


「芹沢さん、土方らが来たようです」

恐らくこいつは、新見。

土方らがってついに鬼の副長がお出ましか。


「小童。今日だけだ。次は、ない。」
そう、言い残すと提灯の光とともに闇に消えていった。