颯と手を繋いで歩くなんて幼稚園の頃以来。
好きな人と手を繋いでいる事に、私の心臓は早いまま。
こうやって、手を繋いでいる事は嬉しいのだけど
「ちょっ、颯、手……」
恥ずかしくて振り払おうとする。
「手を離したら、お前、また誰かにぶつかるだろ」
だけど、颯は手を繋いでいる事を特に気にする事なく、そのまま歩く。
私はこんなにドキドキしているのに。
「もう大丈夫だよ。もうぶつからない……」
そう言った瞬間
ドンッ――
颯の背中に鼻を打つ。
「ほら、ぶつかった」
私の方を見て、颯は“ほらみろ”と言わんばかりの顔をする。
好きな人と手を繋いでいる事に、私の心臓は早いまま。
こうやって、手を繋いでいる事は嬉しいのだけど
「ちょっ、颯、手……」
恥ずかしくて振り払おうとする。
「手を離したら、お前、また誰かにぶつかるだろ」
だけど、颯は手を繋いでいる事を特に気にする事なく、そのまま歩く。
私はこんなにドキドキしているのに。
「もう大丈夫だよ。もうぶつからない……」
そう言った瞬間
ドンッ――
颯の背中に鼻を打つ。
「ほら、ぶつかった」
私の方を見て、颯は“ほらみろ”と言わんばかりの顔をする。

