『キーンコーンカーンコーン』


色鮮やかに咲いた桜の木が暖かな春の日差しを受けて光る。



「ちょっとすず!1年生の校舎行ってどうすんの!?」


私は鈴ノ瀬 春。鈴ノ瀬だからすず。
いきなりだけど今気になってる人がいます。

そして疑問をぶつける女の子は親友の雨宮 秋乃。とてもツンツンしてます。


「だーかーらー、手紙渡すっていってるでしょー!」



少し強めに言ってやった


これからする行動に私の心臓は止まらない。