弥「ご名答。その通りよ。
  でも私のせいで護が死んだのは事実。誰を責めるも私と蒼夜を責める以外に道はないでしょう?」
蓮「....。」
なんにも言えない。
俺はこいつの事を知らない。
知らないから俺は何も言えない。
弥「私ね。一度死のうとしたの。
  でも目をつぶるとどうしても護を思い出す。護が『死ぬな。』って言ってるみたいに。でもこれは言い訳に過ぎないし今から言うことも言い訳に過ぎないけどね。
  せっかく護が自分の命を捨ててでも私を助けてくれた。無駄にはできない。
  そう思ってしまうの。
  言い訳に過ぎないよね。」
ハハッ。と弥生が笑う。
蓮「思わない。俺はそうは思わない。護さんが助けた命をお前が無駄にしてる。って言うなら護さんは悲しむと思う。
  俺はお前みたいに同じ過去を体験したわけじゃないけど大事な人を失った悲しみはわかるから。」