特別授業は、必ず担任の先生が就く。
芽衣は心待ちにしていたら、ある教室に入った。

『はい、みんな席について。あらためて自己紹介、内容を説明します。』

白衣の女性が言うと、みんな静まり、席についた。

『はじめまして…じゃないけど、新入生もいることだし!私の名前は、[杏子]。担当教科は、特別授業、他に「魔法学術」。』

芽衣は、「魔法っ!?」と声を出した。

『ええ…。芽衣ちゃんは初めてだもんね。この学園は、特別授業の他に魔法学術の内容も入ってるの。では、プリントを配ります。目を通すように。』

配られたプリントは、こう印刷されていた。