ネットとリアルと半分こ

あぁ…また。友達を失うのか。
安楽死、ねぇ……。
何も想像がつかない。
だが、もう金井君とは遊べない。
また僕は独りだ。
トボトボと歩く帰り道。
向こうから見覚えのある顔が見えた。

「よぉ。松山。」

あぁ、会いたくなかった。

「こんばんは。藤塚くん。」

「何してんだぁー?もしかして
 金井のお見舞いかー?」

「うん、そのもしかしてだね。金井君、安楽死するそうだよ。残念だね。」

「んだよ、その淡々とした口調。友達が死ぬんだぞ。消えるんだぞ。悲しくないのかよ」

そんなことお前に言われたくない。
非情なのはお前じゃないか。

「うん、いいんだ。少しでも遊べる人がいたんだ。それだけで僕には充分だ。あ、そういえば、一昨日だったかな。その日、藤塚君、金井君見なかったかい?血まみれで帰ってきたんだって。お母さんがどうしても知りたいそうなんだ。」

藤塚君の表情に一瞬焦りが見えた。