喜びに声を震わせながら言った


「ふふふ…」


由実は幸せそうに笑う


「太陽…」


隆司が呟く


「太陽…?」


由実は聞き返した


「この子の名前だよ…
俺達を照らしてくれる、小さな小さな太陽…」


由実の手と、子供の手を握りながら言った


「太陽…良いわね…
私達の…太陽…」