「行ってきま~す」


太陽は、昨日の事を忘れた様に、元気に学校へと向かった


隆司と由実は、太陽を見送ると、部屋へと戻り、何が起こるのか、恐々と時間が過ぎるのを待った


トゥルルルルル…


お昼も1時を回った頃、家の電話が鳴った


トゥルルルルル…


もしかして、これが…


隆司は、恐る恐る受話器を手にした


「はい、もしもし…」