「パパ~、ママ~!」


太陽が二人を呼ぶ

二人は、朝の太陽の言葉を思い出す


……笑って……


「そうだ…」


隆司は顔を上げる


「起きてしまった事は仕方がない、落ち込んでたって、何もならないんだよな…」


由実はまだ泣いている


「ほら、太陽が読んでる…」


隆司は、由実を立たせて、太陽の声のする方へと歩いた