ピロリン♪

 LIME(ライム)が送られてきた。

 かをちゃんからかな。

 画面を確認すれば、びっくり。

『よろしく、俺のおもちゃさん。』

 櫻坂君からだった。

 スマホを渡したときにこんなことまで。

 私も返信しよう。こういうのってどうやって返すのかな?

「うーん・・・・・・普通でいいのかな。でも、それだとひねりがないし・・・。」

 数分、悩んだ末、

『こちらこそ。でも、おもちゃというのはちょっと(´8`)』

 無難に返した。

 すぐに返事が。

『ゴメンw』

 意外とフレンドリーな感じだ。

 そのあとは私の緊張もとけて軽い会話をしたり、明日のことについて話したり、と楽しい時間を過ごした。



「凜、夕御飯できたよ。」

 お兄ちゃんが呼びに来て、スマホを充電器にさし、一階へおりた。

 
 今日のご飯はポトフだ。

「おにちゃんが作ったの?」

「そうだよ。ほら、冷めないうちに。」

 お兄ちゃんのポトフは相も変わらずおいしかった。

「凜、今日、何かいいことあった?」

「え?」

「確かに。どことなく嬉しそうだもんな。」

 うれしそう?

 そっか、嬉しいんだ。カメラが手元に戻ってきて、櫻坂君と知り合えて、かをちゃんが神田くんといっしょに昼ごはんを食べれたことが。

「うん。今日は、いい一日だったかも。」

 そのあとは他愛もない話をしたり、おにいちゃんにべんきょうをおしえてもらったりして、今日を終えていった。