やっぱり、櫻坂君に、強制的にかれのおもちゃに任命された、ということはいわないといけないよね。その経緯とともに。


 ところで、話は変わるが、何故あんな人が王子さまなのだろうか。

 人に「おもちゃになって★」何て普通言わないよ!?王子様ならっ!!!

 あの人、絶対悪魔だよね・・・。

 アァ・・・・でも、そんな人のおもちゃになるって言う私もだめだな。

 もっとこう、穏やかに解決する方法があったはずなのに。

 いや、でも、早くカメラを返してもらうためには、あれが最良だった?

 もし、長期戦に持ち込めば、きっとカメラがなくて禁断症状が。

 いやっ!もちろん、他にもカメラはあるけど、持っていくには重すぎる。 

 うぅと心のなかで唸っていれば、授業はひげ爺恒例の古典雑談にはいっていた。

 今回は百人一首についてだ。

「みなさんは、恋をしていますか?」

 そう、問いかけから話は始まった。

 みんな、首を大きくたてに振ったり、首をかしげたりと反応は様々。

 私は後者のほうで首をかしげる。

 私の記憶のなかでは恋をしたことがないことになっている。

 ひげ爺はみんなの反応を見て、話を続ける。