「・・・・・・。」

「・・・・・・。」

 拉致されたかと思えば、つれてこられたのは中庭。

 ついでに、沈黙がついてきた。

 やっぱり、私から、言った方がイイよね。

 先に、悪いことをしたのはこっちだし。

「…あ、あの、私のカメラを返して、いただけないでしょうか。」



「・・・・・・・・・。」



 しばらくの沈黙の後に

 ニヤリ

 と、彼は笑った。

 なんだろう、すごく嫌な予感がする。

「へぇ、返してほしんだ。どうしよっかな?」

 この人、楽しんでる。

「返してくれないんですか?」

「だって、俺、被害者じゃん。なんもしないで返すのってのは、いやなんだけど。」

 た、確かに・・・。

「どうすれば、返してもらえますか?」

「そうだな………あ、じゃぁ」