月夜に悪魔




「皐月…ちゃん?」


バランは私の様子に動揺を見せる


「私は……私は……」



悲しくなんてない


ただ、涙が出るだけ



私は窓から見える空の一点だけを見つめる


苦しいの…



あなたの顔をみると…今までの事をリアルに思いだしてしまって


あれだけのことでここまで壊れる私



この感情は何……?


「………………ぁ」



バランは皐月のその姿を見て、息をのんだ


言葉を失った



「……いつから【女】になったの…皐月ちゃん………?」