月夜に悪魔




「おはよう、皐月」


「七瀬君…?」


「そうだよ」



「ここは…ベット…?あ…バラン君は…?」


「まだ帰ってきてないよ、皐月はゆっくり寝てればいい」


「七瀬君………」


「ん?」



「皐月の中の【花】は、枯れてきているのかもしれない」


自分でも奇妙な事を口走っているということは、ハッキリとわかった


意識はハッキリしている


だけど、心の中は時が止まったまま


前と一緒だ



部屋に閉じ込められている時と……―