月夜に悪魔



「は…?何行ってんだよお前。皐月が来たいって言ったんだろ?」


「怖いの………」


「………え?」



「ここにいたらバランとの繋がりが切れてしまいそうで…、住む世界が違うということがリアルにわかって……」



七瀬君が私の異変に気付いた


「皐月…震えてる……?」


「早く…早くどこかへ………、でないと私、【私】が壊れてしまう…!」


七瀬君はグシャグシャになった私の絵を見つけて拾った


「じゃあ帰るぞ」



「早く………早く」


『皐月ちゃん…!!?』


あ…、バランの声だ……

皆の視線が私にそそがれる


「すいません、人違いでは…?」


そう言う七瀬君の声が聞こえた気がした


それからどうなったのかは覚えていない



気付けば自分のベットで寝ていたのだから…