月夜に悪魔




2人はダンスをしだす


リズムにあわせて周りの皆もダンスを始める


私は一歩踏み出た



するとダンスをしていた夫妻にぶつかってしまい、こけてしまった


今はこけてるという状況を把握できなかった


それよりもさっきのことが頭に焼き付いて、離れようとしない


手に持っていたバランへのプレゼントがヒラリと飛ぶ


「おいおい、大丈夫かよ…」


七瀬君がため息をつきながら私に手を差し延べてくれる



ヒラヒラと飛んで行った紙はダンスをする2人の男女の足元に行って…―


グシャリ…


―‐衝撃



駆られる衝動


場違いな私


なにもかもが怖い



バランと南口校長先生のキス


ワタシハココニイテハイケナイ


周りの目が私にそそがれている気がする


幻覚とわかっている―‐…が止められない、頭の中での絶叫



「七瀬君…」


「ん………?」



「私をどこかへ連れて行って………」