月夜に悪魔



いや、バランは優しいから受け取ってくれるもん…!!



『皆静粛に…!婚約者、ドリトル・ナイト・メア・サラサ様のご登場だ』


場がシーンと静まり返り、バランのそばにいた者は全員離れて行った



対称の扉から出て来たのは南口校長だった


南口校長先生、サラサっていうのが本名だったんだ…



「久しぶりね、バラン」

「あぁ、壁を打ち壊してくれて以来の再開だな」


ここからではあまりよく聞こえないが、バランは南口校長先生と話していた



「久しぶりあった婚約者に再開のキスもしないつもり…?」


「誰がお前なんかに…」


「あら、皆さんも見ていらっしゃるのよ?婚約者同士がよそよそしくては話にならないわ」



「ちっ…………」


バランと南口校長先生の体が近付いた


「………?」



2人の唇が触れた


「ありがと、バラン」



「………胸くそわりぃ」

2人の唇が…?触れた?


見間違い?いや、見間違いなはずはない


「………こっちでは、バランとねぇさんはすごく仲がいいことになってるんだ。たとえバランが拒んでいても…ね」


七瀬君は解説をしだす



そんなことはどうでもいい


私が気になるのは……