月夜に悪魔




チョロ、チョロ、【水】が流れている


これは【川】というもの


川は流れる方向が決まっている、ただ真直ぐに……



それに比べて私の生きる道は…



私はそばに咲いてあった花をじっとみる



これは刺がないね


ズタズタになった手



絆創膏からはみ出る血


それはこれまでのことを物語っていた


「受け取って貰えなかったな…花輪」


私はまだ刺がある薔薇の花輪を手に持つ


チクッと手に刺さり、そこから血がプクッと沸き上がる



「………痛い……」


涙が出ない


でも表情はきっと泣いているだろう


涙はとうに枯れた



私は薄い笑いを浮かべた


どうしてこんなに傷ついているのだろう?