「………皐月?」
「……え?」
七瀬君の声でハッと我にかえった
「どうかしたのか?」
「いや…なんだろう?自分でもわかんないや…、七瀬君はわかる?」
「わかんないから聞いてんだろうが、でもバラン関係なんだろ?」
「そう…かも」
はぁと七瀬君が溜め息を吐いた
「仲直りしたいんだろ?」
「皐月とバラン君は別にケンカしたわけじゃないよ…、でもバラン君怒ってた…」
「………そりゃあ怒るだろう」
七瀬君がポソッと言った
「しっかたねぇな!花輪の作り方教えてやるよ」
「花輪?」
「そ、花で作ったリング。薔薇で作れるかわかんねぇけど…」
「この薔薇、取っていいのかな?」
「少しぐらいいいだろ」
「う~ん……」
「別に作らなくていいならいーけど」
「待って!作るつくるぅっ!」
私は慌てて七瀬君を引き止めた
その様子をじっとバランは見つめていた

