月夜に悪魔



「バラン君…!!」



「皐月ちゃん!?」


バランはすごく驚いていた


「ごめんなさい!皐月、バランにひどいこと言ってた!」


私は思いっ切りバランにギュッとしたら、バランは優しく微笑んだ



「気にしないでいいよ、初めてあんなとこみたら誰でも怖がるし」


「本当にごめんなさい!」



「もう謝らなくてもいいからね…」


バランは私の頭を撫でた


「俺さ…黙ってないでちゃんと話すよ」


「七瀬君から聞いたよ」


「…フィートから?」


「うん」



「皐月ちゃん、フィートにはあまり近寄らないようにね」


「なんで?」



「………胸が痛いから」

胸が痛い…?


大丈夫かな、バラン君…。今度お医者さんに連れていかなきゃ


「わかった?」


「う…うん」



私はあいまいな返事をバランに返した