バランの部屋の前に着いた
私はコンコンと扉を叩こうとしたが、その前に変な声が聞こえた
「いっ………バラン様っ激しいです…!!もうちょっと優しく…っ」
「だまれ、食事の分際で文句をつけるな」
ノックをしようと思ったが、少しためらってちょっと開いた隙間から様子をうかがうことにした
そこから見えたのは……―‐
【床に散らばる血】
【メイドの首の横から流れる血】
【バランの口から滴る血…―】
血、血、血
赤く渦巻く血
その光景は何よりもショックで言葉を失った
「…………血…」
私がそう呟くと七瀬君がうなずいた
「そう、悪魔の食事は人間の生き血なんだ」
う……そ…
バランは今まで何人の人もの血を……
怖い
初めてバランに恐怖心が沸いた

