月夜に悪魔


「皐月ちゃん、何がしたい?」



「…………暑い…」


「え?今は秋だよ?寒いの間違いだよね」


「どけ」



「…フィート……、掃除しろって…―‐」


「うるせぇ!今は権力を振りかざしてる場合じゃねぇんだよ」


すると珍しく、バランが目を丸くした


「ちょっとベット借りるな」


「何慌ててるんだよ?皐月ちゃんに何かあったの?」


「【風邪】!」



そう言ってフワッと身体が軽くなった



「足が…ういてる?皐月死んじゃったの?」



「だっこしてるだけ!死んでない!」



そしてバフッとベットに降ろされた



「バラン!氷!」


「様をつけろよ」



「あーもう!バラン様、氷くれっ」



そっとおでこに手が乗った


「熱い…やっぱ熱があるじゃん…」


「ん、氷」



バランが指をパチンと鳴らすと氷がでてきた



「ところで風邪ってなんなんだ?」


「人間界の病気!完全なる悪魔のバラン様はかかったこと無いだろうけど、この風邪はかなり悪化してるぞ」


ふと意識がかすんだ



それ以後はあまり記憶がない