月夜に悪魔




「あ、皐月、なんでいんの?」


目をよーく凝して見ると、制服ではなく、きらびやかな衣装をきた七瀬君だった



「七瀬君…!!」


「七瀬君…?」



バランが疑問系で私のあとについで七瀬を連呼した



「あぁ…フィートのことね」



フィート……?


「あはは!人間界での名前が七瀬なんだよ」


人間界での…?じゃあ、七瀬君もバランと同じ悪魔なの?



「俺の本当の名前はドリトル・ライト・メア・フィートだよ」


「バラン君と同じで長い……」


「面倒臭いだろうし、七瀬のままでいいよ」


「うん、そうする」




「早く婚約、受け入れて下さりません?」


「いやだ、財産のために結婚することが見え見えの奴と婚約などするか」


見たことある顔が見えてきた



あれは南口校長先生!


でも…婚約……?南口校長先生は結婚してるんじゃないの?



「ねぇさん、後片付けどうする?」



今、七瀬君【ねぇさん】って言った!?お母さんじゃなかったの!?



「そうね…面倒臭いからフィートがやっちゃってよ」


「……俺だって面倒臭いんですケド」


「じゃあ皐月が手伝うよ!」


「…やめておいた方がいい」


バランがそう言う



「でもあの爆発した後片付けでしょ?」



「こいつらの片付け、は半端ないから」


「そうだよ皐月、どいて」



七瀬君がそう言って手を壊れた壁の方にかざした


『手ヲ貸セ、破壊ノ暴君!!邪魔ナ物ヲ消シサレ…!!!』



ドゴォオォッ…!!!


さっきより凄まじい爆発が起った


一瞬、爆風に吹き飛ばされそうになったが、七瀬君が支えてくれた