月夜に悪魔




「ここは…?」


最初の岩がゴツゴツした壁のところを通りすぎると、キレイな広間にたどり着いた



「俺の人間界の家」


「ここがバランの家なの!?すごい」



「それより、もう寝よう。明日は学校だろうし、人間は昼間に行動するからね」


「はぁい!バラン君昼は苦手なの?」



「うん、ちょっとね」


「でもこの前は学校にいたじゃない」



「あれは君を見るためにしかたなく…っしまった…!」



バラン君の顔が真っ赤になる



「私のために苦手なのを我慢して、あの朝にいてくれたの?」



「…………うん」



「ありがとう!」



本当にうれしくて笑顔が零れるように咲いた



「………やっぱ可愛いよ、皐月ちゃん」



「!!それは言わなくていいの」



「そこ、寝室だよ。もう寝なさい!」



バランがお父さんのようい言った



私は素直に寝室に入って睡魔を受け入れた



時刻はもう2時をまわっていた