「湖で何するの?」 「待ってて」 すぅとバランが深く深呼吸した そしてこの世のものとはいえない、キレイな声で叫んだ 『大魔王、バランノ名ニオイテ。湖ヨ、タチサレ!!』 バランの声が響き、何事もなかったかのように思えたが、ズズ…ズズズと奇妙な音をたてながら湖がパックリ割れた その割れた真中には扉が一つあった 「はやく中に入ろう。変な奴にばれたら大変だからね」 バランは私を再度抱え、扉の中へ溶け込むように入っていった