月夜に悪魔




「じゃあ皐月ちゃんの席はそこね」



先生が指を指したところはあの暴言をはいた男の子の所だった



席に座ろうとすると椅子にガンッと足が置かれていた



「座りたいなら座りたいって言えよ」



先生は止めるように思えたが私がどうするか試してみるらしく、その場を動かなかった



私はそっとため息をついた



無知な私でもわかるこれはいじめの初歩だ



でもこれが苛立ちなのだろうか…顔の笑顔がだんだん引きずってくる



「お願いしろよ」


周りは黙っている



「…名前も名乗らない人にそんなこと言われたくないわ…。だいたいこの席はあなたの物じゃない」



ヒューウと男の子が口笛を吹いた



「やっぱおもしろい、気に入ったよ君」



あなたに気に入られても困るんですけど