月夜に悪魔




教室内は授業中だった


入っていいものか迷ったが、教室の中にいた先生が声をかけてくれた



「はい、そこの君…新入生かな?よし、皆今から学活に切り替え!」



すると教室内に歓声が上がった


「まずは君の自己紹介をするからね、名前と生年月日とか好きなものもいってみてくれるかな?」


そっか、学校は人がいっぱいだから名前が必要なんだよね


好きなもの…か




「どうした?緊張してるのかな?」



「本荘 皐月 です。生まれた日は満月の日。好きな食べ物はハンバーグです」



「満月日ってどういう意味かな?」


「……わからないの。自分の誕生日が…、ずっと部屋にいたからカレンダーも知らない」


「そうなのかい?」



先生が哀れみの目でみる


みんなそんな目で私をみるのよ…そんな目で見て欲しくないのに



「でも、お父さんが明後日が誕生日だって言ってました」



「明後日かい?」


「はい」



「10月10日だね、月のキレイな日だ」



「10月10日……」


「誕生日も知らないなんてバカじゃん」



皆哀れむ目を向けてくるのに、ただ1人暴言をはく子がいた




「バカ…その言葉は私に相応しくない、私はバカなんかじゃないわ。勉強したことがないからバカじゃなくてアホの方が相応しいのよ」



教室内がシーンとなった


「はん、おまえおもしれぇな…」




おもしろい?普通の論を述べただけなのに本当学校って変!