月夜に悪魔




「はい、仕方ないからプレゼント、くれてやるわ」


そう言ってニアちゃんが小さな箱をくれた



「あんまりいいものじゃないけど、受け取りなさい」



私は箱を開けてみた


「造花の薔薇?」



「それなら一生枯れないでしょ?」


「うん、良い人だね!ニアちゃんは」


「全く…単純なんだから」


ニアちゃんは微笑しながらふぅと息を吐いた


「じゃあこれは俺から」


「なに…これ?」


「オルゴールだよ、聞いてみたら?」


オルゴールのスイッチをいれると懐かしいあの歌がながれた



「これ…夕焼けこやけ?」


前、ずっと聞いていた曲

懐かしい…



「ありがとう…、七瀬君……いや、フィート君」


「…べ…別に……」


顔が真っ赤だ



「七瀬君のほっぺた、夕焼け色だよ?」


そう言ったら、七瀬君は慌てて後ろを向いた