走って走って走って…
メディオスが泊っている宿はもう目前
私は勢いあまってコケてしまった
泥だらけ
こんな姿をメディオスに見せても好きだと言ってくれるのだろうか?
通り行く人々はクスクスと笑っていた
今は周りの目を気にしている場合じゃない…
私は急いで宿に入った
「ここにバスティーユ王国のメディオスって人泊ってませんか!?」
「姉ちゃん誰だい…?!そんな泥だらけになってさ」
「私は…ドリトル・ライト・メア・サラサです!」
私がそう言うと宿屋はあはははと笑った
「あんたがサラサ様なわけがないだろう?サラサ様はもっと気品溢れるお方だ」
やはり、こんな身なりでは気付いてもらえないのであろう
「けど教えてやるよ、ついさっき自分の城に帰るって寂しそうな顔をしながら出て行ったよ」
「え……?」
「なんでもあのサラサ様に告白する前からフラれちまったって、落ち込んでやがった」
やっぱりメディオスは…
「ありがとう…!おじちゃん!メディオス、どっちに行った?」
「あっちだよ」
私は指された方向に走って行った

