月夜に悪魔




「ならば私と闘ってみません…?」


「サラサ様、とですか」

「ええ、そうよ。何か問題でも?」


「いえ、怪我をさせてしまってはいけませんので……」



「いいわ、別に。父上たちには転んで怪我をしたとでも言っとくから」


「………では…」



「わかったなら早くサヤを持ちなさい…!私はグズグズする奴は大っ嫌いなの…!」



「はい…」


私はメディオスをジッと見た


メディオスも私をジッと見ていた


彼の目はなんて綺麗なのだろう…


透き通っていて、彼の心の清さを物語っていた



「じゃあ行くわよ…」


私は勢いよくサヤを振りかざした


メディオスはガードをしなかった



私は心の中で、先生とは言えない…弱いなと確信していた