月夜に悪魔




「お手をどうぞ、姫」


バラン君が意地悪くニヤっと笑う


「ありがとう、バラン」


バランは少しビックリしていた、私が面と向かってバランと呼んだのは初めてだったから


「呼び捨ては高くつくよ、皐月」


「え~?いくらぐらい?」


リズムにのって皆ダンスを始めだす



「一生分の愛で」


バランは私の頬にキスをする


私はうれしくて笑いが漏れた


「バラン様と【皐月】に結婚式を仕切り直すわよ…!」


お母様は笑いながら言った