月夜に悪魔




衝撃…


まさか皐月がそんなことをやってくれていただなんて…


すべて俺のためだったなんて…




「わかったか…!このゲス野郎!きさまは地位だけにたよった真の馬鹿野郎だ…!!!」


公衆の面前で魔界の王に文句を言える七瀬君はすごすぎる


でも…いいすぎ……



「そう……かもな、俺は本当に馬鹿野郎かもな」


バランは会場の中央を見つめた


「皐月とフィートが付き合った時、今までにない感情が溢れて来たんだ」

目を見開いてバランは続ける



「嫉妬」


会場がシーンとなる



「こんな感情は初めてだった、なんにせあまり感情というものをもったことがなかったからな」



………たしかに最初に会ったときのバランは…どこか感情が抜け落ちていた