「バラン様…本当の事を言わなくて良かったんですか……?」
「…………たとえ俺が本当の事を言っても、上手くはいかないよ」
「しかし…」
「…だってさ。俺は肉体年齢がこれなだけで、もう何百年って生きてる…、人間の生涯は短い」
「………」
「俺の肉体年齢が20代になったら、皐月はもう死んでる…、わかるか?好きな人が俺より先に死んでしまう…。そんなのいやなんだ」
「皐月様が悪魔だったらよいのですか?私にはそう聞こえます」
「違っ……!」
「その意見、私は反対です。あなたを止めているのはそんなものじゃない。自分の弱さだ」
「おまえ……ただの世話役じゃないだろ…?……!!おまえは!?」
バランが目を丸くして言う
「気付かれるのが遅すぎですよ…バラン様」

