月夜に悪魔




バランの奇妙な言葉に皐月は首をかしげる



「私は…女だよ?」


その発言を断固反対する


「……いや、皐月ちゃんは【女】じゃない。ただ何も知らない【女の子】だったはずだ…」


いつからそんな目をするようになった…?



誰かを愛しく見るような、今までとは違って無邪気さがぬけて……―



不覚にもバランは胸の鼓動を鳴してしまった



トクン…


いつからそんなにキレイになった…?




「皐月……?」


無意識のうちに呼び捨てにする


今の彼女には【ちゃん】は似合わない