とりあえず無視して寝よ。 こんな非常識なやつなんて朝から相手にする勇気はないよ、私には。 さあ、今から極楽の二度寝タイムだ。 「オヤスミナサーイ」 そう言って、私はまた布団の中に入る。 ピコンッ ピコンッ するとすぐに鳴るLINEの音。 ………。 ふざけやがって!! もうめんどくさいから開こう。 最初からそうするべきだった。 LINEを開く。 そこには『夏輝』の文字。 送り主は私の部活の後輩の柿崎夏輝であった。