「なんで、こんなとこにいんの?」

「悪い?」

「別に」

「…。転入生とか興味ないし」

あえて、声のするほうは見ない

「へー」

私は静かに立ち上がり、屋上の白いタンクの上に乗り、足を地上へとぶらつかせた

「ねぇ、俺さ、今日ここ来たばっかだからさ友達居ないんだよね」

まさか、こいつ、今喋ってる奴は、まさか転入生?