‐時間:19:09 場所:学校内1階

バンッ……!

俺は校舎の扉を勢いよく蹴破った。首にかけていたゴーグルを装着し、校内に入った。

「校内、侵入しました。」

『了解した。人質はいるか?』

「……今のところ、敵しかいねぇっすわ。多分、各教室に居るはずだ。あと体育館とかな。」

目の前の敵は、俺の侵入に戸惑っていた。まさか、ここまで入って来るとは予想していなかったみたいだ。何人かが銃口をこちらに向け、動くな!と脅している。見たところ、戦闘訓練の浅い人達のようだ。

『……了解した。仕事に戻れ。』

「了解っ。」

無線を切り、ゆっくりと手をやつらの前に向けた。

「てめぇら、今撃ったら後悔すんぞ。大人しく投降することだな。さぁ、どうする?」

敵兵は、 俺のとった行動に困惑していた。

「今ここで投降すれば命は奪わねぇ。だが撃ったら……皆殺しにしてやんよ。」

俺は笑みを浮かべた。おそらくかなりの悪人づらだろう。だがそこに、一人の女性教師が入ってきた。

「その男を殺せっ!抹殺せよ!構え!」

ジャキンッ……

「やれやれ……せっかく慈悲をかけてやったのに。」

俺は首にかかっている布で口を覆い、その場で腰に付けていた手榴弾のピンを抜いた。

「あと20秒で爆発するぞ。逃げたいやつは逃げろ。」

最後の慈悲。だが女教師は、

「敵前逃亡は死刑だっ!その場を動くなっ!私が去ったあと撃て!!」

そして女教師はさっさと奥へ行ってしまった。

「あーあ……。先生も厳しいなぁ。」

パシュッパシュッ……

サイレンサー付きの銃声が響く。俺はそれを合図に……

「残念だぜ、お前ら。」

手榴弾を投げ込んだ。

ドガァーンッ……

派手な爆発音をたてて、兵士諸共周りのものが吹っ飛んだ。

「……ゲホッ……あ〜。派手に吹っ飛んだなぁ。」

その時、無線が入ってきた。

『今の爆発音はなに?』

諜報部の西川 紀奈だ。俺はにっしーと呼んでいる。

「おぉ!にっしーじゃん!別に、敵を掃除しただけだ。なんだ?なんか情報入ったか?」

全く……程々にしてよ?と、呆れられた。

『敵の数が分かった。1階42人、2階84人、3階100人、4階3人。』

「3階だけやけに多くねぇか?」

聞き返すと、

『どうやら、ボスが居るらしい。3階、4階の突破はかなり難しいだろうね。おそらく4階にボスが居るだろう。』

「上から入った方が楽なんじゃないか?」

『それが、この学校の屋上にはとんでもない数の武器が設置されていて、近づくことが出来ない。』

「なるほどな……まぁいいさ。ゲームの攻略だと思えば楽しいっ!!」

『はぁ……程々にね。』

無線を切ったあと、俺は勢いよく走り出した。校内1階の奥へとどんどん進んでいった。廊下や階段にいた敵兵を容赦なく殺していった。



・プロフィール profile・

名前・三日月 沙耶 mikazuki saya
出身・日本 東京
年齢・21歳
身長・158.2cm
生年月日・6/21
血液型・O型
性別・女

特徴・セミロング 少しウェーブがかかってる
・小さな診療所の看護婦
・特殊部隊 治療班 第一責任者
・コードネーム LIFE
・自分が部隊に入れるとは思ってなかった
・九条、レッド、リッサの後輩
・男の人が少し苦手
・女子らしい女子
・よく中学生と間違えられる
・みんなからみかちゃんと呼ばれている
・雰囲気がフワフワしてるがかなり毒舌
・戦闘=怖い

装備・髪は下ろしている
・部隊指定の白いシャツ
・淡い黄緑のプリーツスカート
・茶色のローファー

使用武器・腰:爆弾(種類色々)持てるだけ

最後に悪についてのコメント

『悪い人は、みんな居なくなれば平和になると思いますっ!でも……リッサさんみたいな人が居てくれれば……安心だと思いますっ。 あと……全然関係ないんですけど、私のコードネームは……必要ですか?』