‐時間:20:16 場所学校内2階

俺は2階の奥の教室で休憩をとっていた。

「あ〜……いででで……。ったく、最悪だぜ……。」

敵の攻撃をスレスレで交わしていたつもりだが、かなりの傷を負った。初っ端の顔と左腕。右肩、右手、左足の腿に切り傷や銃弾の掠った傷など様々。

カタン……

その時、奥の方で物音がした。

「!!……誰だ。」

話しかけても応答が無く、俺は音がした方へ行ってみた。すると、

「うわっっ!!!」

1人の男子生徒が隠れていた。

「……なんだぁ?おいチャラ男。ここの生徒か?」

男子生徒は静かに頷いた。

「んー……。どーしよっかねー。おいチャラ男、立てるか?」

「……はい……。」

男子生徒は立ち上がろうとするが、顔を歪めまたすぐに座り込んでしまった。どうやら怪我をしているらしい。

「あぁ?……怪我してんなら言えよー。ったく……。おら、肩かせっ。」

「……ごめんなさい。」

肩に腕をかけようとしたが、ついさっき自分の右肩に怪我をしていたことを忘れていた。

「痛っ…ぁ………!!……あーもー……悪い、反対側で頼むわ。」

「は……はい……。」

俺は無線で仲間を呼ぶことにした。このままだと、前に進めないと思ったからだ。人助けよりも、敵を倒した方が性に合っているからだ。

「あー、こちらBEAST。2階にて、被害者を救出。誰か、近くに居ねぇか?」

しばらくしたあと、元気な女の声が無線機から聞こえた。

「こちらPOWER!いるよー隊長!2階のどこですか!?」

「おぉPOWERか。1番奥の教室だ。来てくれ。被害者は1人だから楽だぞ。」

「了解っした!」

無線を切り、男子生徒に言った。

「悪いが、ここで待っててくれ。今仲間が来っから。あ、そうだ。」

自分のジャケットやタンクトップを脱ぎ、防弾チョッキを男子生徒に渡した。

「こいつを持っとけ。」

「へ?……でもこれ、必要なんじゃ……。」

「あぁ?邪魔だからいいんだよ。くれてやる。」

防弾チョッキは、義務で全員付けないといけないのだが、正直言って邪魔である。その為、レッドは常に付けていない。

「やっほー。ビースト〜。会いたかったよ〜。」

噂をすれば、レッドがひょっこり教室のドアから入ってきた。彼の服や顔や手には返り血がベタベタと付いていた。

「うわっ!お前こっち来んな!血でベタベタじゃねぇかよ!」

「えー?せっかくの再会をもうちょっと喜んでよー。」

返り血を俺の体に付けようと寄ってくる。そこに、POWERが到着した。

「到着しまし……た〜。……お邪魔しましたー……。」

「てめぇっ!おい!逃げんな!」

「いや〜お取り込み中だったかなーって……。も〜、外でイチャイチャしないでくださいよ〜。」

「違うから。こいつが返り血付けてこようとしてるのから、逃げてただけだから!」

こいつは、コードネームPOWER。ノリがいいやつなんだが、調子にのるとかなりうざい。

「あっ!この子運べばいいんですか?じゃあお持ち帰りしまーす!」

「うわっ……。」

さすがコードネームPOWERと言うだけあって、女のクセに男子生徒を軽々と持ち上げた。そして、

「それでは、2人っきりでどうぞ〜!」

最後までテンションがうざかった。



・プロフィール profile・

名前・織原 瞳 orihara hitomi
出身・日本 東京
年齢・22歳
身長・164.9cm
生年月日・5/30
血液型・B型
性別・女

特徴・少し茶髪のロング
・フリーター
・特殊部隊 殲滅隊
・コードネーム POWER
・入ったのは力仕事が出来ると思ったから
・九条直属の部下
・身長は低いがかなりの力持ち
・テンションのアップダウンが激しい
・パワーゴリラと言うあだ名がある
・アニオタ
・ゲームの為なら徹夜する
・戦闘=楽しい仕事、力の見せ所

装備・サイドテール
・黒縁メガネ
・部隊指定の白いシャツ(ボタン1つあけ)
・短パン
・ 黒のアーミーブーツ

使用武器・腰:銃1丁

最後に悪についてのコメント

『悪?そりゃいない方がいいけど、どうせ今全部の悪を倒したとしても、また新しい脅威がやってくる。それの繰り返しなら、居ても居なくても同じじゃないかなーとは思っています。あっ!でもっ!いない方がいいに決まってますよね!』