目を開けると

目の前には鏡。そして映っていたのは
とーってもブサイクな、私の顔…






に書かれたぐるぐる。

「ちょ、ちょっと!何これ!?!?」




荒木くんが持ってるペン、水性だ!
よかった〜!
…じゃなくって‼︎

「荒木くん!!!!」

「ぶっは!それ想像以上にお似合いなんだけど!!」

「はい!?」



いくらなんでもひどいでしょ‼︎‼︎

「なんか芸人にいそう。良かったな!」




え!

「う、うん!良かった!!!
…って違うわー!」

「おお、ナイスツッコミ!」

「荒木くーん〜?」



もう私は怒りましたよ〜?

「仕返しだ〜!!!!」



ペンをサッと奪い取り、荒木くんの頬に黒い線を書く。

「は!?お前、ふざけんなっ!」



ぷっ

「あはははははっ!」

やっば、笑が止まらない…っ!




あんなにカッコいい顔が…っ!
いや、カッコいいままだけどっ!




「荒木くん…!さいっこう!!!!」