目的地までは歩いていった 「んっっケホッコホッゲホゲホケホッコホッゲホゲホ」 自分でも分かるほど酷くなっていく咳 「ちょっと! 大丈夫!!? 無理しなくてもいいよ?今日はやめる?」 背中を撫でながら聞いてくる優衣に向かって首を横に振った しぶしぶながらも初めての合コンというものを楽しみにしている自分もいた だから… 「もう! あんまり乗り気じゃなかったくせに… どうしても具合悪くなったら言うんだよ?」 「ん、ありがと」