「ふー、ただいま」 久しぶりに感じる自宅の匂いに安堵する ソファーに顔を埋めて、まだ熱い額に自分の手を当て、今日何度目かのため息をつく さっき、昴さんの車で私の家について、「さっさと荷物まとめて病院に出発!」 …と言われて項垂れる 最悪だ 病院なんて行かなくたってなおるってば‼ 心の中では反論しつつも、昴さんの笑顔に負けた私が悪うござんした…