「ゴホッ、ゲホゲホケホッコホッゲホゲホケホッコホッゲホゲホケホッ」
あまりの息苦しさに目を覚ます
あ、れ…?
ここ、どこ?
茶色で統一されており、机にはコーヒーカップと分厚い本
「ゲホゲホケホッコホッゲホゲホケホッコホッ」
すごく悪化してる 息がしにくい
もしかして喘息だったりして
「あ、みるく、起きた?」
奥の部屋から昴さんが出てきた
しかも呼び捨て?!
「へ?!どういうこと?
昴さんが出てくるってことはもしや…
ここって昴さん家!?」
嘘!?!?
「そう、正解
ここは俺んち
いきなり倒れて熱も高かったから連れてきたんだ
ゴメン
知らない男の家なんか嫌だよね」
フリフリと首を横にふる
首を降ったら頭がガンガンして景色がぐにゃりと歪んだ
「無理しないで‼
熱、高いから」